占いの種類と歴史を見る

卜と呼ばれるもの

さも起こったことを必然と思わせる占い

占いをする人の中には時として詐欺師がいることもあります。残念ながら被害にあっている人も多く、あの時にもう少し考えていればと後悔している人もいると思います。占いはそうした騙り聞かせて自分の都合が良いように操れるような力があることも間違いなく事実だ。芸能人の中にも占い師から洗脳を受けている、などと報道された人もいることを思うと、あながち間違ってはいないのではないか。占術をする人間とは数多く存在している、真面目に人生の手助けをしている人もいれば、話半分でお金儲けのことしか考えていない人もいるでしょう。そういう意味ではインターネット上に多く見られる占いサイトの多くは、そうしたカモを引き寄せるのに最適なアイテムでしょう。

目の前で起こった、占いが招いたと見せる手段として偶然ではなく必然であったと思わせて占いをするものもあります。一般にそうした占いのことを『卜術』と呼ばれています。

卜術とは詐欺か

卜術とはある種の可能性から出てきた結果から、これはこうなるべくして発生したというこじつけをする占い方法といえる。ただの詐欺ではないかと思ってしまう人もいるでしょうが、実際問題そうなのでこれ以上はなんとも言えないところだ。犯罪利用にも使われてしまっているのはどうにも釈然としないと考えている人もいますが、そもそも卜術の場合は命術とは違って統計を取るわけでもなく、またある種の答えが明確に導き出されていないような物を占う際に使用されるものだからだ。そのため非常に微妙な内容であっても、何かしらの答えを導かなくてはならないのが卜術の醍醐味であり、特徴となっています。

だからこそ詐欺に利用されやすいというわけだが、それはそれでこれはこれだ。そんな卜術で有名なものといえば、こちらも占いの中で人気が高い『タロットカード』が挙げられる。タロットカードは22枚の大アルカナに加えて、更に78枚の小アルカナを含めた系100枚のカードからその人の運勢を占うものだ。配置したカードの位置、カードの向きなどから運勢やその人の性格などを読み解いていきます。枚数もあって同じカードが必ず出揃うこともないため、内容も時々によって異なってくるため占術者の独自解釈が求められます。ある意味非常に面倒くさい占いといえますが、解答が1つじゃないからこそ詐欺に利用できるというのも納得できるはずだ。

ちょっと似ているけど違うバーナム効果

こんな話をしていると、同じような効果をもたらすある事例を思い出します。人は些細なことを自分のことのように当てはめて考えると、そういう時もあると妙な既視感を覚えるものだ。その効果を狙ってあたかも自分はそうなんだと錯誤的に物事の判断を見誤らせる『バーナム効果』という物がある。どちらかと言えば統計学的な面もありますが、用意された特定の質問を見せて該当するものがどれくらいあるか検査すると、多くの人が半分もの質問に自分のことのようだと感心してしまうそうだ。

いわゆる共感を利用したものなのかもしれませんが、卜術とこのバーナム効果は似ていると個人的に見ている。無論占いとは違うので必ずしも似ているとは言えませんが、共感させたい場合にはよく用いられている手段であり、技法でもある。

知識と技術が特に求められる

卜術と呼ばれる占いに関しては、先に話した命術とは違って統計などから思考を読み解く事はない。タロットカードの例からでも分かるように、答えがない問題に自ら解答を導くことで、その人にどうするませるべきかを説くことが主な仕事となっている。星座占いなどと違って技術だけでなく、道具を利用しているなら一つ一つが意味する内容をきちんと理解した上で、全ての材料と兼ね合わせて答えが何処に行き着くかを見出さなくてはなりません。

これはバーナム効果を利用するだけではどうにもならない。詐欺に利用されることはよくあるが、その肝心な詐欺に応用するためとしてまずはきちんと勉強してから応用するという。そう考えると詐欺師の涙ながらの努力が垣間見えて来るので、倒錯的かもしれません。

花占いも

余談だが、卜術としては『花占い』などもその1つだ。花弁をむしって最終的に行き着いた答えでその人がどう思っているのか、答えを導き出そうとします。冷静に考えればそれで答えが分かるほど簡単ではないですが、手っ取り早い占う方法としてはこれほど単純明快なものもない。